道頓堀の名物と言えば、
お店を象徴する巨大な看板たち。
グリコ看板や巨大カニ、
食い倒れ人形など、
一度見たら忘れない看板が
道頓堀の街にひしめき合っています。

そんな中、
道頓堀くくるも負けじと
大たこ看板を制作。
「お客様を店頭から楽しませたい」
そんな想いから
細部にまでこだわりました。

今回は、道頓堀くくるの
大たこ看板の制作秘話を
一挙ご紹介します◎

一九八五年、くくる道頓堀本店の前身・
タコヤキハウスＫＵＫＵＲＵがオープン。
その際に「たこ料理へのこだわりを表現したい」と
試行錯誤の末、現在の大たこ看板が完成しました。
ちなみに本店正面の大たこはメス。
完成からしばらくして、
「ずっとひとりぼっちなのも可哀想」
というくくるスタッフの気遣いから、
二〇〇〇年に道頓堀側に
オスの大たこ看板を迎えました。
その後、大たこ夫婦の間に小だこも誕生。
コナモンミュージアム店や
道頓堀ミナミ店の店頭で活躍しています。

道頓堀側（戎橋）のオスの大たこ。グリコ看板の眼下に負けじと佇む。

小さいながらも存在感のある小だこ看板。

道頓堀への出店から
三〇年余りが経った二〇一九年。
道頓堀くくる大丸心斎橋店の
リニューアルに合わせて、
　史上初の女性ねぶた師
北村麻子さんに制作いただいた
「ねぶたこ」看板が登場◎
ほんまもんと
芝居浄瑠璃にこだわるくくるが、
青森の本場ねぶた師の北村様に
直接オファーさせていただき
コラボが実現しました。

心斎橋店のねぶたこ看板は
実は最初は道頓堀本店に設置をされていました。
大阪松竹座の前に本店を構えるくくる。

道頓堀の芝居浄瑠璃文化を
大切にしている点など歌舞伎との繋がりが深く、
歌舞伎とのコラボレーションをしたデザインに。
また、二〇二〇年コロナ禍での
リニューアルで設置をされたことから、
「芝居浄瑠璃と食文化のエンターテイメントで
荒波を乗り越えていく」
という想いでデザインをされました。
今は心斎橋から希望の光を灯しつづけています。

とっても大きなねぶたこ看板。
実は青森で完成させた状態で
大型トラックで大阪のくくるの
お店まで運んでいただいています。
和紙でつくられたねぶたの取り扱いは
とっても繊細。

くくるのスタッフも一緒に運搬し、
設置後のお店の姿を見て感動◎
ぜひ見にいらしてください。